みなさん、こんにちは。

今回から、不定期でデッキ診断をしてみたいと思います。

突然だと思いますが、自分が一線から離れることにより、山口県のマジックプレイヤーの実力の底上げに何か出来ないかと思い、デッキ診断をしてみようかと思いました。

皆さんからのリクエストをお待ちしております。

因みに、超辛口で滅多切りにしますので。


第1回目は、SLC28th優勝のSGT兄貴のHive Mindです。


メインボード

3《古えの墳墓/Ancient Tomb》
3《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
3《霧深い雨林/Misty Rainforest》
2《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
2《Volcanic Island》
2《Underground Sea》
3《島/Island》
1《裏切り者の都/City of Traitors》

3《グリセルブランド/Griselbrand》

4《集団意識/Hive Mind》
4《Force of Will》
2《直観/Intuition》
4《渦まく知識/Brainstorm》
4《タイタンの契約/Pact of the Titan》
2《召喚士の契約/Summoner’s Pact》
2《否定の契約/Pact of Negation》
4《実物提示教育/Show and Tell》
4《思案/Ponder》
3《定業/Preordain》
3《思考囲い/Thoughtseize》
2《厳かなモノリス/Grim Monolith》

サイドボード

2《払拭/Dispel》
3《赤霊破/Red Elemental Blast》
3《紅蓮地獄/Pyroclasm》
3《外科的摘出/Surgical Extraction》
4《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine》



とてもよく出来ている。本人がずっと調整しているだけあって、中々の完成度になっている。


しかし、グリセルブランドの存在がこのデッキのノイズになっている。
というより、集団意識の存在価値が見出せない。

例えば、ANTのむかつきと炎の中の過去や、リアニメートの再活性と実物提示教育みたいにおたがいに補い合って勝ちを目指すシステムではなく、グリセルブランドと集団意識がそれぞれ独立した勝ち手段になっている。

このデッキでのグリセルブランドは単なるアタッカーに成り下がっている。
集団意識と契約が探せると本人が言っていたが、はっきりいってオーバーキル以外の何者でもない。

というより、グリセルブランドをカウンターでバックアップしたほうが早い。

これは、Hive Mindというデッキにとって仕方が無いことであるが、このデッキは最もグリセルブランドを使うのが下手なデッキであると言わざるを得ない。

メインはこのくらいしか言うことが無い。

しかし、サイドボードである。
ワームとぐろエンジンは、何がしたいのかわからない。
勝ち手段の追加にしても、やってることが中途半端である。
確かに、実物提示教育を経由しないで出せるのは素晴らしいが、何相手にこれを入れるのだろうか。

ビートには元々有利であるし、グリセルブランドで事足りる。

コントロールには入れても意味が無い。

コンボには、まず入らない。

クロックパーミッションにもスペースが無い。

クロックパーミッションやコンボ、コントロールに対するアグレッシブサイドボードならば、ヴェンディリオン三人衆や秘密を掘り下げるものの方が戦略としてあっていると思う。





と、こういう風にズバズバ言います。


ここまで言われてもいい方がいれば、お便り待っています。




コメント

しるびあ
2012年5月30日0:03

自分も、強いんだろうけどHMにグリセルはめっさ違和感が
スニークやらリアニより格段に弱いんじゃね?ってレシピ見ると思う

赤魚投げてみよっかなぁ

tomi
2012年5月30日12:36

なるほど、非常にわかりやすい解説でためになります


ところで親和エルフとか調整中のJunkのレシピを持ち込んでも大丈夫なものでしょうか。

実績の無い駄デッキなもので場違いな気もしますが。

testament
2012年5月30日19:30

うわあ・・・ボロボロですね・・・たまげたなあ(予定調和)
しかしまあおっしゃる通りなんですよね。グリセル(に限らず生物)はノイズ。直観の枚数増やして勝ち筋一本に絞ったほうがいいのかもしれません、実際。
サイドのとぐろも浮いてますね。対RUGのサイドで、集団意識+契約セットを全部外してサイド15枚全投入で戦うという無茶プランしてましたが、やっぱりそれじゃ駄目ですわね。RUG(ともみ消し積んでるデッキ)に対するサイドプランが難しいです。

まる@POY
2012年5月30日22:41

>しるびあさん

そうなんですよね。グリセルブランドが活きてこないレシピですからね。

投稿お待ちしております。

>tomi君

スタンからレガシーまで何でもござれ。
実績の云々は関係ないから。
EDHはやめてね。


>テスタ君

エムラみたいに、1撃で決まるわけではないからね。契約だけにするんじゃなくて、ショーテル=勝ちのコンボを複数仕込むことが大事だと思う。

性痔二十代
2012年6月1日12:13

オッスお願いしま~す(マベリック)

まる@POY
2012年6月1日21:57

>せいじ君

リストを送ってくれれば。

nophoto
sakanakun
2012年6月2日17:42

シナジーだけでなく、相手の対策に合わせてとは考えられないんですかね。
勝ち手段をばらすだけでレガシーで良く見るSurgicalやExtirpateの回避手段になりますし。
Creatureではないことで相手の対策をすり抜けられることも多いと思います。
Hive Mindはモノリスもある分6マナは現実的に達成できるカードですし。
もちろんグリセルブランドを活かせるデッキではないとは思いますが、Show Tellで出てくるグリセルとHive Mindの2択を1枚のカードで両方に対処できるカードは現在のmtgにはないのでこの構成でもいいと思います。
Show and Tell系のデッキのミラーマッチでも、Hive Mindを取っているか否かで有利不利は変わりますし。そこまで批判できるようなデッキではないかと。
ただサイドのワームとぐろエンジンに関しては同意ですね。

まる@POY
2012年6月2日23:47

>sakanakunさん

勿論勝ち手段を分散させることは、戦略上非常に大きなアドバンテージになります。
僕の意見が全て正しいとは思っていません。
貴方のように、異論を出していただけるのを僕は待っていました。
今の山口プレイヤーは引きが強い弱いだけで全てを片付けてしまう傾向が強く、デッキに対しての理論展開が十分に出来ないプレイヤーが多いのが現状です。
ですから、ここで様々な意見を交換、討論してプレイングやデッキ構築の思考力を身につけてもらいたいのが一番です。
このデッキがそこまで批判できるデッキではないのは、僕も承知していますが敢えて課題を突きつけることで更なる進化をして欲しいと思っています。
これからも、是非ご指摘お願いします。

長文で失礼しました。

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